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いすみ鉄道と菜の花畑

皆さんこんにちは。今週は明後日以降は全部雨予報になっていまして、天気の良い今日明日のうちにと、いすみ鉄道の上総中野方面に菜の花を見に行ってきました。隣の小湊鉄道線も同様に列車の本数が極めて少ないので、例のごとく折り畳み自転車をバスで輪行し、国道297号線の三又バス停付近(総元駅付近)から上総中野駅を目指します。

房総半島の南側、とりわけ中央部は過疎化が著しく進行している地域ですが、元は小湊鉄道線と久留里線、いすみ鉄道は西から南回りに五井、木更津、小湊(現鴨川市)、大原(現いすみ市)を先端にエックス状に中央部で交わり、半島を横断する計画があったというのは驚きです。

頓挫したとはいえ大正や昭和の時代のままの姿を残す駅舎は貴重な文化財であり、鉄道が走るうちに一つ一つ雰囲気を味わいたいものです。

写真はいすみ鉄道の総元(ふさもと)駅の風景ですが、空の青と菜の花の黄色が本当に綺麗で、職員さんが丁寧に整備しているのが分かります。菜の花はもうすぐ見頃が終わってしまいますが、この後の桜の開花と僅かに重なるらしいので、里山の緑と空の青が、黄色、桃色の花で美しく彩られる光景を想像します。

写真は逆光になっていますが、駅のホームより少し高さがある菜の花が線路沿いを埋め尽くしています。総元駅のあたりはのどかな田園地帯ですが、上総中野方面への様々な場所で菜の花の群生地帯がありましたので、電車内からもはっきりと目にすることができます。本当に黄色と緑がきれいですね。

総元駅から30分ほど自転車をこぎまして、少しアップダウンしたら上総中野駅に着きました。いすみ鉄道と小湊鐵道の接続駅ではありますが、接続が合わなかったり、本数が極めて少ない時間がありますので乗りつぶしの際には注意が必要です。

周囲にはお寺や神社をはじめ場所にまつわる伝承なども多く、来る前に「あの辺は日本昔話だよ!」と言われたように里山の原風景があるらしいので、日を改めて訪れたいと思います。友人の鉄ちゃん曰く、「この駅だけで半日過ごせる」ほど鉄道好きの方には見所があるそうです。

ここの駅舎はたくさん写真がありますが、私はこちらの自転車置き場が気になってしまいました。ここだけ昭和に戻ったかのようで、「こういうのあったな~!」と小さい頃を思い出してしまいました。昔のアニメなどに出てくるような雰囲気がありますね。

その後は日没となり、帰りの20キロ程は坂道もあったので良い運動になりました。帰ると注文していたテニスシューズが届いていたので、ラケットにグリップを巻いていると懐かしく部活に明け暮れた高校時代を思い出しました。

余談ですが軟式テニスのラケットもこの20年でどんどん進歩があったみたいなんですね。今の学生さんは枝分かれしていない後衛用の1本シャフトモデルが珍しいみたいで、まるで自分が化石になった感覚がします。

さて、4月から勝浦の人工芝のテニスコートでソフトテニスやります!中学生や高校生に負けないように、体をしぼって体力をつけないとですね~。