· 

樹齢千年の大椎

皆さんこんにちは。ここ数日風がとても強くて、花粉がものすごいですね。昨日は勝浦市は西部山間部、上野地区へ用があって出かけてきました。ここへは上総興津より興津坂を上がってくるか、勝浦駅付近からも荒川テニスコート付近に出る道があるんですが、いずれも標高差150メートル程の急な上りとなります。勝浦は今ちょうどひな祭り期間でもあるんですが、漁港、海岸と強い海の印象とは真逆に、市街地から離れた北東部の総野(ふさの)、西部の上野両地区は山間に家が点在する丘陵地帯となります。

この日は幸いにして乗り合いバスに私の折り畳みを輪行できたので、急坂の部分をとばして元気な状態で更に西の安房小湊方面を目指します。

県道82号線に出さえすればほぼ平坦な道が続きますが、とてものどかな雰囲気で、同じ勝浦市内であっても山間の景観を楽しむことができます。

鴨川市との境を越えるまでに有名な酒蔵があったり、お寺や神社も含めて見所がいっぱいあるんですが、中でも樹齢千年の椎の木は圧巻でした。勝浦ダムへの分岐を過ぎたあたりだったと思うんですが、小さな案内板が出ていて、県道からほど近い距離にあります。その先で鴨川市に入るとつづら折りに近い急坂を一気に下って、外房線のガードをくぐると小湊漁港、誕生寺の近くの交差点付近に出ます。誕生寺からは断崖絶壁の旧道を通っておせんころがしのある大沢、行川地区を通過し、再び興津方面を目指します。

写真は上野地区の樹齢千年の椎の木ですが、写真に収まりきれないほど見事な大きさの大木です。鴨川市小湊に日蓮宗の誕生寺があり、関連する話や言い伝えが残されています。

周りの花がとてもきれいでしたし、天気が良くなってきていたので、裏の竹やぶに差し込む日がまた良い雰囲気を出していました。