授業について(はじめに)

当教室の方針は学生さん各自が無理なくステップアップしていけるよう

 

・教科書の学習(予習・復習) → 基礎固め → 発展 → 受験

 

といった順に原則学年に応じて授業を組ませていただきます。ですが、成績を伸ばすうえで皆が同じことをする必要はありませんので、学生さん個別の到達レベルに応じてきめ細やかな指導を行うことも可能です。この点は個人経営のフットワークの軽さが特長ですので、面談の際に伝えていただく目標であったり、入塾後も学習相談を行いつつ柔軟に対応致します。(保護者の方と懇談も適宜行ってまいりますため、御手数ですがその際は足をお運びいただければと思います)

 

また、当教室に入塾テストなるものはありません。勉強や学歴だけが重要なわけでは決してありませんが、私は最終学歴は学生さんが自信をもって社会に出られて活動できるよう、それなりに大切だと思っています。「終わり良ければ全て良し」というわけでもないですが、通う前の状況よりも、勉強法を身につけてどう変わっていくかにお互い全力を注ぎましょう。※私は中学高校と部活三昧だったので、大学受験に本気で取り組む前はあまり見せられた成績ではありませんでした(笑)

 

入試や卒業式の後で高校や大学が決まって、大学だと進学で引っ越す直前とかですかね。あいさつに来てくれた学生さん達と「あの時結構ヤバかったんですよ!」とか「本当色々ありましたよね~」と笑って過去を振り返ることができる瞬間がこの仕事の一番のやり甲斐でもあります。

余談はさておき、以下に高校入試までの期間を小学生・中学生。大学入試までの期間を高校生・高卒生で具体的に書かせていただきます。長くなるため、必要な箇所を参照いただけるだけでもありがたいです。興味のある方はおつきあい下さい!

小学生・中学生の部

小学校高学年から中学生の間は、まずはそれぞれの学年の学習を確実にこなせるようになりましょう。ですが同時に英語は文法をはじめ読む、書く技術はもちろん、国語の読解力はかなり早いうちから鍛えられます。小学生は中学の英語を、中学生は高校の難しい英語や現代文を見据えた勉強法を基礎から教えますので、是非チャレンジしてみて下さい。

 

また国語は「読書量が全てだ」とか「才能に左右される教科」では決してありません。なんとなーく感覚で解いている学生さんにオススメなんですが、小説も論説文も解き方があります。「なるほど!こうやって解くのか~」という発見をこれからの学習に生かして下さい!

 

 

英語(小学生・中学生)

 

小学生はアルファベットから中1あたりまでの文法や語法、簡単な会話表現がターゲットです。まずは英語に慣れて好きになってもらえればと思いますが、同時に中学のテストに備えてbe動詞や一般動詞、疑問文や否定文、英検に頻出の疑問詞の使い方も学びましょう。興味のある学生さんには筆記体の書き方も教えます。

 

中学生にとって英語は今後を左右する重要な科目です。定期試験直前に教科書の本文やワークを丸暗記する学生さんも多いですが、先を見据えた勉強法を確立しましょう。単語は形容詞、副詞、前置詞など品詞に分けて覚えることで、どの語がどの語にかかるか、どの順番で訳すのが良いのか、英語のシステムそのものを理解しつつ高校英語の下地を作ります。

英語で困っている方は「感覚でなんとなく訳せるのだからそれでいいじゃないか」と思っているうちに、気がついたらマズい状況になっているケースが多く、品詞や英文構造を把握する習慣を早いうちにつけられるよう指導致します。

 

・教科書の本文を予習の段階で自分で訳せるようになる

教科書の基本文を応用して簡単な英作文ができる

 

このあたりが最初の目標ですが、中3では高校入試に備えて、また高校に入ってからの模試等に備えて高校英語の先取りも可能です。できる限り早いうちに始めていただいて、充実した勉強時間を過ごしてほしいと思います。

 

 

中学生の英語の指導状況について・・・詳しくは教室のブログ「日記」の過去記事にも掲載あり

 

英語は主に学校の教科書の内容を中心に、予習形式と復習形式の授業をそれぞれ各学年につき週1コマずつ行っています。

予習形式の授業は各学年の教科書の内容を学校の進度より数ページ分(教科書のプログラム1つ分程度)先に進んだ状況を維持しますため、教室で先に習った所を学校の授業の際に確認しながら復習できる強みがあります。

具体的には各々の学生さんが、教科書の単語や熟語に加えて基本文の使い方を学び、さらに本文を自分で先に訳した状態でスタンバイできる形になっております。例えば中1での疑問詞や三単現、中2での接続詞や不定詞、受動態や完了形、中3での分詞、関係代名詞など難しい学習内容もひと月~2週間前には事前に準備を終えられるメリットを実感致しますので英語を希望される中学生はこちらをメインに受講いただいております。

一方で学校で習い終わった所であっても、教室で再度知識を補って学び直せる復習形式の授業もございますので、こちらは必要に応じて受講いただけます。また、テスト前には万全の状態で試験に臨んでいただけるよう範囲を総ざらい致します。

 

 

●英検の取得について(筆記・面接の受験前対策講座あり!)

 

昨今は推薦入試の拡充により英検は高校入試から大学入試(一般入試で使える大学もあります)まで幅広く活用されているので、出題範囲に基づいた取得の目安(中3で3級~準2級など)を大幅に上回るペースの受験者も増えています。

英語が苦手な学生さんは、まず教科書を確実に理解して学校の定期試験等で点数を改善させていきますが、成績が上がって英語学習のコツが掴めた方はどんどんチャレンジしていきましょう!(英検は年に3回チャンスがあります)

 

 

国語(小学生・中学生)

 

小説では登場人物の心情がどのように変化しているか、また心情に変化を与えた原因は何なのか、情景描写をどうとらえるか。論説文では筆者は具体例を用いてどんな主張を展開させようとしているか、接続詞は前後関係をしっかり把握しているか。テストで実践して欲しい作業は多いので、その具体的なやり方を学生さん達が身につけられるよう、実演しながら説明致します。中学生には「起承転結」での文章要約の仕方も教えますので、授業を是非体験してみて下さい!

 

※小学生の夏休みや長期休み期間中に「読書感想文の書き方講座」、中学生の高校入試用に「作文講座」を実施予定

 

 

ドイツ語(中学生・高校生)

 

確かヨーロッパ旅行から帰ってきた学生さんでしたが、甲府にいた時に「ちょっと興味が出てきたのでやってみたい」と2人だけのクラスで始めたのがきっかけでした。英語に比べて難しいですが、完全な初歩からスタートしますので、既に推薦等で大学進学が決まっていて、第二外国語にドイツ語をとる予定だという高3生の方も歓迎です。初級クラスの(独検5級や4級など)検定試験もありますので、推薦入試の大きなアドバンテージにもなります。興味がある方はご相談下さい。

高校生・高卒生の部

高校入試と大きく異なる点ですが、大学入試、特に一般入試で結果を出すには、最低でも1年以上の準備期間が必要です。英語は基礎文法マスターに1年、単語や熟語の暗記、入試レベルの問題演習に更に半年から1年、つまり時間に余裕をもって高校1年から、遅くとも2年で始めていただきたいというのが正直なところです。

毎年の指導経験上高3になってからですと、成績の上り坂にちょうど差し掛かった時点で共通テスト(昔はセンター試験)を受けなくてはならないケースが多々あって「もっと早く来れば良かった」と聞くたびに歯がゆい思いを感じます

 

進路の選択肢が拡がった状況で高3に上がれるのが一般入試、推薦入試のどちらにとっても理想的と考えます

 

※高校生の英語は具体的にどんなことをやるか知りたいという学生さんの要望がありますため、多少長めに書きます。長くて読むのが苦手だという方は「百聞は一見に如かず!」面談や体験授業で英文解釈のやり方を実際に体験してみて下さい!

 

 

英語(高校生・高卒生)

 

★英文を読む・・・中学3年~高校2年までに以下の英文解釈の基本テクニックを習得する

 

①動詞を自動詞・他動詞で識別し、英文をS(主語),V(動詞),O(目的語),C(補語)に分ける

②修飾語を形容詞、副詞に仕分けて整理し、それらがかかる語に向かって矢印をかく

 

中学では単語や熟語を暗記すれば感覚で意味がとれることも多いですが、高校では複雑な構造の英文が出題されることを念頭に、五つの文型を特定する習慣をつけましょう。またどの語がどの語にかかるのか明確になれば訳す順番も決まるので、長い文では形容詞(名詞を修飾)、副詞(主に動詞を修飾)の整理がポイントです。英文に書き込むテクニックは基礎から体験できますので、慣れていない高校生の方も初めてだという中3生も安心して下さい。

 

③長文では指示語を明確化、各段落を簡潔にまとめて結論までの展開を要約する

 

大学入試では短時間で大量の英文を処理する能力が求められます。例えば英語の大学入試共通テストで安定して高得点をとるために、主張の箇所を素早く判断し、段落を短くまとめる習慣が必要です。また逆接表現を見ると、どことどこが矛盾したり、反対になっているのかを必ずチェックし、指示語(it, they, those, such等)は受けている語句を代入しながら確認するなど、こういった作業は現代文でもプラスに作用します。

 

★英作文を書く・・・辞書で前置詞の理解を深め、動詞との結びつきを把握する

 

国公立大の二次試験等で英作文の配点が高まっています。入試での英作文は会話表現とは異なるので、主語と動詞を備えた文法的に誤りがない文を書いているか不安になることもあります。例えば「この道を行けば10分で駅に着くでしょう」は

 

If  you  go  (       )  this  street,  you  will  get  (       )  the  station  (       )  ten  minutes.    ※(       )はそれぞれ異なる前置詞が入る

 

学校の参考書やチャート、辞書などを見ると分かるかもしれませんが、試験で自信をもって書けるよう、文法や語法を着実積み重ねていきます。作文と添削を行うことで学んだ単語や構文は自分のものになります。やがては少しずつで構いませんので英語で日記をつけたり、英字新聞の記事要約や感想を英語で書くなど日常化できれば、大学入試だけでなく留学などの将来の可能性も広がります

 

※英字新聞(中学・高校生用)は過去のバックナンバー含め、教室の調べ学習スペースに設置しています。読む習慣をつけたい、または興味があるという学生さんは、是非手にとってみて下さい! 

 

 

現代文(高校生・高卒生)

 

先に中学生の欄でも書きましたが、高校の現代文で求められる力は読書量や国語センスなどではありません。端的に言うと論理的に文章を読む力ですが、これを鍛えることで、論説文などは出題者の意図が読み取れるレベルまで成長できます。

具体的には読む際には筆者の主張と例をしっかりと分けて、主張が出てきたらその都度要約を書き足す。また本文の難しい表現を、筆者がわかりやすく言い換えた箇所を用いて説明する作業にも慣れましょう。(「つまり」や「すなわち」などの言い換えを表す接続表現が重要だと言われるのもこのためです)

 

小説は登場人物の心情により細かな因果関係を読み取ることが必要であり、共通テストで高得点を取る秘訣は、自分で予め解答を作ったあとで選択肢を見ることです。(先に選択肢を見てしまうと誤答に引っかかるように誘導されます)

 

英語と違い、比較的短時間で実践可能です。問題用紙に線やメモを書き込みながら、どうやって解答に至るのかを実演しますので参考にしてみて下さい。択一式の共通テストや私大の対策、また国公立大二次試験で必要な記述対策の両方の講座があり、文系・理系の学生さん共に入試科目で必要となったタイミングで選択受講もできます。

 

 

小論文(高校生・高卒生)

 

AOや指定校・公募推薦系から、医・歯・薬・看護系、また国公立大の前期や後期入試、最難関レベルが求められる慶応大文系の学部の一般入試など受験の小論文全てに対応した専門の講座があります。課題文や表・グラフなど資料付きで自分の意見を述べる形式も、また題目のみ与えられる課題文等のない形式も対応しています。前者は資料の要約から、後者はその題目に関わる問題意識等で始めますが、両者共に時事問題への幅広い知識、また文系・理系の様々な分野に関する「ネタ」を掴んで、深みのある文章を書いていきます。

 

当教室では、記事の要約の仕方・論の構成の立て方・メモのとり方から具体例にどういった内容を使うか。すなわち単なる添削指導だけでなく、小論文科目に対する総合的な対策指導を行います。スケジュールに余裕をもって受講して下さい。

 

 

世界史(高校の歴史で世界史を選択している方)

 

理系は大半が地理を選択しますが、主に文系の世界史選択者で共通テスト、有名・難関私大等の受験生の役に立てればと考えています。「社会ほど点になる科目はない」というのは本当です。歴史は共通テストでも重要ですし、私大文系で3教科受験の場合、3分の1もの大きな配点を欲しいままにできるチャンスです。もっとモチベーションを上げましょう!

「膨大な暗記に心が折れそう」と学生さんの相談を受けて始めたので、希望者には是非勉強法をアドバイスさせて下さい。

英作文の指導について(中学生・高校生共通)

集団形式の講義等では手が届きにくいとされる英作文も、添削を通じて入試や英検に対応できる文章構成能力を獲得、また慣れていない学生さんでも簡単な英文を基礎から作成していけるよう指導しております。

英作文指導は個別対応となりますので、基礎からどんどん書いていく実践レベルまで習熟度に応じて指導を受けられます。

文法や読解で学んだことを用いて生きた英語を使いこなせるように、添削は対面授業とオンラインの両方で選択できて毎週受けることができますので、近年英検や高校入試、大学入試でも主流になりつつある「自由英作」もどんどん体験していくことができます。指導を希望される方はどうぞお気軽にご相談下さい。